《トンネルの意外な歴史!》神楽酒造 トンネルの駅 焼酎蔵見学

蔵見学訪問記 Distillery visits

2018年08月、スカッと晴れた空のもとドライブしながら西都工場とトンネル貯蔵庫を見学しました。途中で寄れるオススメスポットも紹介しますので最後まで読んでくださいね!

1)近代的な工場で夏は麦焼酎を製造

まずは西都工場にお邪魔しました。広々とした高台にある大きな近代的な工場でした。

残念ながら夏は芋焼酎の仕込みはお休み。秋の収穫を待って仕込みを開始します。いったん仕込みが始まると芋切台にはずらっと人が並び芋の悪い部分を切り落とし手前のボックスへ分けていきます。仕込みに芋の悪い部分が入ってしまうと焼酎の味に臭みがでたりするので大切な作業です。ベルトコンベアがすごい勢いで流れてきますが、この作業は毎年決まった熟練の方がそろって毎日何トンも行うそうです。

この工場では麦焼酎の製造もおこなっています。麦焼酎は夏も仕込みが可能なので作業をみせていただきました。

麦麹を作るための種麹。白麹、黒麹などがあります。

樽貯蔵と甕貯蔵のコーナー。樽は焼酎に木の香りがついて風味豊かな酒質に、甕貯蔵は柔らかくまろやかな酒質になります。

2)鉄道トンネルは焼酎熟成トンネルへ

続いて高千穂にあるトンネル貯蔵庫を見学しました。西都工場からは120km、車で2時間ほど離れた場所にあります。もともとこのトンネルは鉄道を通すために着工されたそうです。しかし途中でトンネル内で出水し工事を中止、鉄道トンネルとしての開通の日を迎えることはできないまま長期間放置されていたそうです。

しかし神楽酒造がトンネル内が低温で一定の温度や湿度を保ちながら焼酎を貯蔵できる機能に着目しトンネル貯蔵庫として利用を開始しました。高温や乾燥が大敵の樽貯蔵には最適な環境です。真夏でしたがトンネル内はひんやりしていて寒く感じるほどです。またトンネルの奥は見えないほど長く、奥まで行く勇気も出ないほどでした。

まだまだこのトンネル内には静かに眠って熟成されている焼酎がたくさんあります。時を経て私たちのもとへ出てくる日を想うとロマンがありますね。

<おすすめ周辺スポット>

トンネル貯蔵庫がある高千穂は「高千穂の滝」「高千穂の夜神楽」で有名です。「高千穂の夜神楽」は地元の集落の方の見事な演技や演奏を見ることができるので非常におすすめです。滝を日帰りで見に行くだけではなく、ぜひ一泊して夜神楽も見てみてください。

<この蔵の焼酎>詳細はClick !

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